ほぼ未経験で週3勤務の需要って高まってると思う一方IT業界も転職エージェントもまだまだそれに対応できていないと感じたこと
「自分で考えたアイデアを自分の手でコーディングとかして作れるようになりたい」と思ってSIerに入ったけど、そもそもSIerというのはそういうことをするところではなかったとわかったので辞めて、コーディングの学校に通った後、この度実際に転職活動をしてみました。
ただ、やりたいことはもう一つあって、というかそちらがメインなので、物作りの修行の方が週3くらいでやりたいと思い、いろいろ理解してくれた上で雇ってくれるところを探そうとした結果、いろいろわかったことがありました。
自分の周りの人含め、似たような形態で働きたい需要は高まっていると感じるので、参考までにシェアしたいと思います。
転職活動自体もいろいろと勉強になるし、情報収集になるかと思い、ひろーくやってみました。
結論から言うと、私が感じた業界動向としては、以下のようなことが言えるかと。(主観ですよ)
前提で、学校行ったとはいえほぼ未経験で、週3勤務できるところで探しました。
・IT関連企業のマジョリティはフルタイム!!
・派遣も経験者をフルタイム派遣がマジョリティ
・確かにIT人材は不足のため30歳以上でも未経験者可の求人は多い(ただしフルタイムw)
(これはブログ記事を読んだだけだが)フリーランス紹介業を銘打っているところも、実はフルタイム主(ツリで広告に出しているだけのところもある)らしい。
業務委託やフリーランス的な働き方が増えてると言われてるけど、まだまだ業界が追いついてないんだなーと実感。
しかし、あります。ちゃんと探せば!(ありました!)
そして、今後は絶対そう言う需要増えるから、IT業界及び転職エージェント業界がだんだんそれに追いついてくるはず。
活動としてやったことは、
1. リクナビNEXT登録→エージェントからのオファーに対して5社くらいと面談し、紹介してもらった企業と会う
2. 派遣会社の求人に応募
3. 知り合いの人に相談
4. 学校の先生に相談
5. wantedlyを見てみる
6.知り合いの紹介
という感じでやりました。
軽くそれぞれの結果を記します。
1. リクナビNEXT登録→エージェントからのオファーに対して4社くらいと面談し、紹介してもらった企業と会う
基本フルタイムの求人のみのエージェントが多く、フルタイム・派遣・アルバイト等、形態関係なく横串さして一気通貫でやりたいことにマッチする働き方を一緒に模索してくれるエージェントって本当に稀なんですね。
それが今の社会での「当たり前」なんだな、と実感しました。
ただ、形態とか何でもいいから、週3とかの条件にあうところをお願いしたいところです。
そのような柔軟な対応をしてくれたのは、オファーに返信した4社のうち、1社だけでした。
興味深かったのは、最近派遣業を始めたと言うエージェントが2社あったことです。
業界の動向なのかも。派遣の需要が上がっているのと、フルタイムではなくて派遣へ流れると言う転職者の流れがあるのかもしれません。
ただ派遣業もやっていると言ったエージェント2社はいずれも、派遣案件を扱っているのは別部署という理由で、全く縦割りでそっちのことは全く知らないという感じだった。
法律とかもあるのだと思うが、せっかく企業でどっちもやっているのだったら、やりとりとかして、一気通貫で紹介すればいいよなぁ、と思いました。シンプルに考えると。
また、派遣に関しても週3での勤務は探したがなかったと言う理由で結局紹介はしてもらえませんでしたw
柔軟に対応してもらえた1社は、基本求人票は「フルタイム」と書いてあるが、別にそれ以外の採用も考えている場合も多いため、提案した求人票の条件等は一旦忘れて、企業に興味があるかどうかだけ見てもらい、その会社に条件を提示して相談しみる、と言うことまでやってくれました。
まぁ十中八九ダメだろうと思っていたので、数社話をして見たいと言ってくれただけで、相談したかいはあったなと思いました。
1社のエージェントに至っては、そもそも最初のやりとりで、週3案件は持っていないと言っておきながら、面談に来いと言い、会社まで足を運びましたが、合う求人はなさそうだという情報(?)だけ面前で突きつけられ、そこまで言ったにもかかわらず、全く条件の合わない求人のメールをガンガン送りつけてきては、メールの内容は確認しましたか、という催促のメールまで送りつけてくるという、ひどい対応でした。
どことは言わないのですが、そういうエージェントもあるということは勉強になりました。
2. 派遣会社の求人に応募
これは、1社しかやっていませんが、普通に書類落ちしましたw
まぁ経験者が時間切り売りするって感じだろうなと思ったので、派遣応募はこれで終了。
3. 知り合いの人に相談
10名ほどのIT企業のトップをやられていたことを知っている知り合いに、物は試しにと思い、状況を説明し、そういった人を雇ってくれそうなところはないかと聞いてみました。
「雇う側は教育や福利厚生費や事務手続きをさんに対して支払う」ので、それ相応の成果をだす自信と、いつ契約切られてもOKな覚悟が必要だよ〜、というコメントをいただきました。
うん、それはそうですよね。あります!(自信と覚悟)
ただ、「自分が経営者だったら、そういう人を雇いたいと思う?」と聞かれて、まだまだIT業界ではそういう多様な働き方が浸透していないんだなーと実感しました。
(いろんな意味があると思うし、経営している人の意見なので、経験に基づいてのことだと思います)
成果出す覚悟は前提だと思うが、自分が経営者だったら、週3勤務志望の未経験社でも、モチベーションが高くて、やりたいことへの信念を持って、情報収集や技術訓練を積極的にやっている人は、必ずや成果を出すと思うからむしろいいと思う、と思ったのでそのようにお伝えしました。
4. 学校の先生に相談
学校の先生2人に話をしていた時に、流れで意見を聞いてみました。二人とも開発会社で働いた経験がある人で、一人は今現在も業務委託を受けている人です。
うち1人は、「難しいと思うよ〜」。
もう一人は、少ないとは思うけど、探してみたら、ということで1社会社を紹介してもらいました。
(その会社にはその後会いに行ったところ、そういう新しい形態の働き方を受け入れた実績はないが、今後増えると思うから柔軟に対応したいと言ってもらいました。)
まだまだ浸透はしていないんだな、と認識。
5. wantedlyを見てみる
1社、柔軟な対応をしてくれそうな会社に連絡してみて、会社にも訪問してみた。
日本以外の国出身のメンバーも多く、そういう働き方もありとのこと。
普通に柔軟や。
もう1社、働き方が柔軟というのを売りにしている会社からはオファーをもらった。
webの記事で、そういう需要が増えているので社員とはなしながら給料や条件を決めることを売りにしているようだった。
それは良いことだ。
少なくとも、そう言った新しい潮流にいち早く対応しようとしているという時点で、流れを敏感という良さはあると判断できる。
(まだ会ってないが。)
6. 知り合いの紹介
そんなこんな、転職活動を始めて色々広げて2週間くらい経った頃に、メインでやろうとしていること関連で紹介を受けた人と話していて、エンジニアとしてのキャリアを始めようとしている旨を話したところ、「あ、そういうのありですよ」と。
「回せる仕事もあるかも」と。
あ、やっぱりそういうところ、あるんだ。
探せばちゃんとありますね。
探してたどり着いたというか、この出会いはたまたまなんですが。
そしてまだうまくいくと決まったわけではないのですが。
でも、「探せば週3で働ける場はある」ということはわかりました。
恋人を探そうとしている人が、合コンたくさん行っていたら、そこではいい人に会えなくて、ぽっと出でいきなり友達の友達に出会って即付き合い出す、みたいな感じですかね。
人も仕事も、出会いというのはどこから来るかわからないものですね・・・。
まだしばし転職活動は続けますが、面白いなぁと思ったので早々にシェアしておきます。
また面白いことがわかったら記します。