「いざ、妖々と」by杉本優氏 がよい!!(おとめ妖怪ざくろBGM)
素晴らしいBGMというのは、その作品の価値を倍増させることもあると感じる。
たまたま作業用BGM動画を聞きながら仕事をしていて、「おとめ妖怪ざくろ」というアニメの「いざ、妖々と」という曲にぐっと来た。
毎回登場する、戦闘シーンのBGMのようだ。
作曲者は、杉本優氏。
プロフィールを見ると、若くからクラシックピアノに親しまれ、大学で作曲を専攻された方らしい。
グッときたポイントを列挙してみる。2つほど。
- ストリングや木管楽器のメロディーに、現代的なドラムやベースを合わせる
うまくクラシック的な音と、ドラム&ベースを融合させてるのがいい!
- 「妖々」っぽい表現方法
ストリングやトロンボーンの怪しげなメロディもそうだが、サブで挟まれている音が、「妖々と」という効果を与えていると思う。
たとえば、間奏時の尺八、骨をたたくような木琴や、「ヒョンヒョン」というピッコロ、軽快なボンゴなど。
また、気付きにくいのは、「間奏3」のトランペットの下でなっているピアノである。ピアノの低音は、強く叩くことでリズムも出しながら「おどろおどろしい」感を出すことができると思う。よく知られているところでは、
・エヴァンゲリオンの戦闘シーン「ANGEL ATTACK」
・タイタニックのパニックシーン等
などが同様に、ピアノの低音を「おどろおどろしさ」の表現で使っているが、結構胸にドンと来ていい!
おしまい。
ーー(参考)曲や楽器の構成 (※あくまでも聞き取れた範囲)ーーーーー
■曲の流れ:
前奏⇒Aメロ⇒間奏1⇒Aメロ2⇒間奏2⇒Bメロ⇒間奏3⇒前奏⇒Aメロ⇒間奏2⇒Cメロ
■全行程通じてなっている音
■Aメロ
・ストリングとフルート
・ベース
・ハープ (間に挟まる「ポロロン」という音)
・ピッコロ (間に挟まる「ヒョン、ヒョン」という音)
・木琴 (骨をたたいているような「コロコロコロ」という音)
■間奏1
・尺八? (怪しげな「ヒョロローン」という音)
・ボンゴ
・ピアノ
・ベース
■Cメロ
・ストリング
・トランペット