鶏口牛後な日々

心の赴くまま、やりたいことを仕事に。

1年間のトラブルトップ3

ワイ島にきて一年が経ちました。

疲れが出て今日は半日休みを取ることに決めたので、今年の一年でも振り返ってみます。 育児やワンオペの期間のことは、なんとなく大変が日常なので、ある一時点での出来事というカテゴリからは除外されて、記憶に残っているのは以下の3つかなあと。

シロアリ大量侵入

5月の中頃から、7月の中頃にかけて、シロアリが、新しい家を探して?大量に夜飛ぶんですよ。 で、窓とかドアとかもちろん閉めているんですが、隙間から大量に侵入してくる。

時刻は、夜の8時近辺。 早い時は7時20分くらい。 9時を過ぎると、収束へ向かいます。

電気を点けていると、それに向かってくるみたいで、窓とかを全て閉じていても、どこからか入ってきて、部屋の中で「あ何か飛んだな」と思ったらもうそれなんです。 体長が1センチくらいかなぁ、翅はその倍くらいあって、透明で細長くて軽い羽なんですけど、まあつまり結構物体として大きいんです。

奴ら30分とかそこらしか、屋外に止まっていられないらしくて、つまりまあ決死の覚悟でどこからなのか、飛んできて、侵入してくるんですよね。 翅はすごく脆いみたいで、入ってくるとたいして時間がたたないうちにもげてどこかに落ちます。

あとは足で歩いて、どこか戸棚とか壁とかの隙間から木の内部に侵入していくんですよね。 侵入したら、あとは唾液なのかなんなのかで穴を塞いでしまうみたいで、そうして初めて奴らは一息つけるわけです。 湿度が必要らしいので、乾燥した外気に長くは生きていられないんですね。

で、侵入される方のハワイの家なんですが、ここハワイ島では大体木造です。 壁は見てすぐわかるように木の板を並べて作られていて、シロアリは本来倒木とかに巣食う虫らしいので、木造建築大好物ですよね。 そして、窓とかの機密性が本当に大したことがないんです。 (おそらく、昨今建てられたと見える新しい家は、密閉性高いと思われるのですが、我らの住う家含めて大半の家はそうでもない) 理由は、気候かなと思います。 夏は暑い、けれど、クーラーがなくても過ごせる日が多く、窓開け放しておけば比較的風が通ります。 日本ほど湿度が高過ぎることは珍しいので、風が吹けば涼しいのです。 外の直射日光はきついので、日を浴びるとかなり暑いのですが。 そして冬は、夜など冷えるのですが、20度ギリギリ下回るくらいが下限なので、密閉性がそこまでない家でも問題なく過ごせるのです。

まあそれでやってけるから、ということに起因すると思うのですが、網戸ははめ殺しなのですが、上も下もデフォルトで隙間だらけ! 窓も、いろんなところに隙間が開いているのが普通、という形なのです。 家族がいろいろと試行錯誤して隙間を埋めてくれたものの、ゼロにするのは難しいというのが結論でした。

というわけで、シロアリが大量に決死の覚悟で侵入してこようとする時期、電気をとにかく消して、できる限り閉められるところを閉めたとして、まだまだ入り込む余地は残されちゃってるということなのです。

入ってくると、上でも書いたように、翅がついたやつがパタパタ飛んでくる。 まずこれが気持ち悪いです。 わざわざ寄ってきているわけでもないとは思うのですが、湿気を欲するからか、結構人体にひっついてきます。 これは、大体「ぎゃーーー」とか言いながら振り落として速攻で払い落として羽を落とし、床を歩き出したら叩きます。 うん、羽のやつがくるのが最悪ですね。

この時期が始まった当初は、生態がよくわかっていなかったので、電気をつけた状態にしてしまっていたりして、羽の奴らに入ってこられて「ぎゃー」をよくやっていました。 だんだんと学んできて、もう電気をその時期はつけず、日の光でやっていける間に全て済まして、暗くなったらさっさと寝る、ということをやるようになり、それからは邂逅の頻度は減りました。

一方で、羽が取れたあと、床やら窓枠やらを歩いている奴ら、というのは、それとは別です。 まあ暗闇にしていたとしても、どう検知するのか、窓は上にも書いたように隙間が塞ぎ切れていないので、入ってきます。 なんなら網戸の穴に体ねじ込んで入ってくるやつとかもいて、それらはもう防ぎようがありません。 (網戸の内側のガラスの窓の部分は、閉めた状態でも一番したに隙間が開いていて、全く素通りのような作りになっているので・・・)

網戸なのか隙間なのか、その辺りから侵入してくる間に、大体翅はもげて、足で歩いて進軍してくる感じなのです。 その数、多い時は部屋ごとに80、家全体で200とか・・・。これは最高記録なので、毎日これではないです。 毎日これではないのですが、記録によると、一週間に1度だった週もあれば、3回くらいあった週もありました。(個体数は数えてないけど、1日数十とかはざらです) 大体入ってくる時、風向きが関係しているのか、飛んでくる場所が関係しているのか、方向が決まってます。 今日は北東だな、とか、今日は西だな、とかが決まるので、そうするとその方向の部屋の窓がひどいことになります。

入ってきても時間立たずに死んでいく奴らが多いのですが、元気で結構歩き回るのもいます。 そういうのは、いろんな壁とかとにかく入り込めるところを探しまくるので、早めに仕留める必要があります。 まあ尸累々ですよ。 9時を過ぎると侵入事態は収束に向かうのですが、窓の辺りをうろうろしていて、時間が経ってから中に入ってくる奴もいるし、歩き回って気付いていなかったやつとかもどうしてもいます。

なので朝になるとまた尸が増えていて、掃除機で吸って回るのですが、その死骸だけで掃除機のタンクがワサワサになるという気持ち悪さです。

現地の友人や知り合いにも聞いてみましたが、みんな「困るけどどうしようもない。電気を消して窓を閉める。入ってきたら潰す。壁に入り込んだら業者を呼ぶ」ということしかできないようでした。 そう、入り込んでしまうと、見つからないのですが、後日壁に小さな穴を開けて木を食べた後の排泄物?なのかを黒い小さな糞的なものをポツポツそとに出してきます。 このドロッピングスというのが、アクティブな時は、入り込んだ付近に黒い点々がわさーっとたまります。 こうなると、みんな駆除業者を呼ぶみたいですね。 うちも数度きてもらいました。 ただ、少し情報も溜まってきて、穴を特定して薬剤を注入したり、穴を開けまくって空気を送り込んで乾燥させて殺すとか、ドライヤーで熱風を付近に吹きかけて全体の温度を上げ乾燥させることを毎日繰り返し続けて死ぬのを待つとか、少し対処をするようになってきました。

まあそんな感じで入り込むと面倒なので、入り込む前に全て防御したいわけですね。

7月の終わりの時期に、家族がbug zapperなるものを検討して、庭先に吊るす形で導入してくれました。 これは光で引き寄せてバチッと電流で殺すというやつで、日本でもあるようですね。 こちらのは、殺す力は弱いようですが、シロアリを引き寄せて(つまり窓から遠ざけて)くれるので、おそらく効果がある気がしています。 導入後の襲来は数度だったのですが、おそらく侵入を減らせたのではないかと思いました。 来年のその時期に活躍してくれることを願ってます。

ついでで言うと、シロアリが一番困ったのは困ったのですが、この人にも住みやすい暖かく雨も降る環境は、全ての生き物(植物、虫、鳥・・・)に恩恵をもたらすのは当たり前で、虫の被害は何かと後を立ちません。 ハウスアントと呼ばれる黒いアリ、シロアリ、まあGもいますし、コバエ、そして今はヒアリ・・・これは業者を呼んでもらって待ちの状態です。

それぞれ生態を知らないので、被害があって発覚し、経験を積みながら対策を試行錯誤して学んでいくと言う地道な成長をしている毎日です。 ハウスキーピングが日本より過酷?なので、これに関して家族で相談しながらやるので連帯感は醸成されますね・・・。 いや、でもいない方が絶対いいです。

包丁で指を切り大量出血

1人で娘さんのお世話をしている時、相手しつつ、家事もしつつ、とかしていると、機嫌が悪い時などは、抱っこしながら調理とかもどうしても出てきてしまいます。 火を使うとか、包丁を使う時は、なだめて下ろして、少しバナナとかに興味を向けてくれてる数分の間に抱っこしていてはどうしてもできないことをささっとこなす、みたいなことも結構ありました。

その日は、夕方、夕飯ある程度作っておいてから、家族を車で迎えにいく、というタイミングで、すこーし気が焦っていたんでしょうか、娘さんを抱っこしながら包丁を洗っていて右の人差し指の脇をスーッと切ってしまいましたw

まあまあガバッと開いてしまっており、とにかく止血を、と思ってペーパーナプキンを巻いて、車運転しなきゃなので輪ゴムでグルグル巻きにして、娘さんを車に乗っけて家族を迎えに行きました。

結構痛みもあり、家に帰ってきてからも血が止まらず。 あとで知ったんですが、輪ゴムでグルグル巻きってダメらしいですね。 止血にもならなかったし、血が止まって指がめっちゃ痛いw

ご飯やらお風呂やらのお世話を全部家族に任せて、改めて反対の手で患部を圧迫&心臓より上に置くというのをやり続けて、結局まあまあ止まったのが深夜とかでしたかね。 次の日もペーパーナプキン外すと流れ出すみたいなのが続いて。 なんとか止まってからも痛みはまあまああった上、右の人差し指が使えないので不便だなーというのが、3週間くらいだったでしょうか、結構続きました。 完全に治っても、ちょっと跡にはなっているし、ふさがった部分を押してみると少し違和感が残り続けてます。

指一本とはいえ、結構な日常生活への影響でした。 指の傷でさえこれですから、手術とか、帝王切開とか、ガッツリ切ってるじゃないですか、そら大変よな、と改めて思った次第でした。

膀胱炎で血尿&排尿痛

シロアリは期間が長い話だったので、数時間で収束に至ったこの話とどっちが大変だったかというのは一概には比べられないのですが、まあまあ張るくらいのトラブル具合でした。 (昨日今日の話なので、記憶が新しいということも大いにあるがw)

この日の一週間前ほどから多少排尿時の残尿感の症状があって、膀胱炎は何度も経験しているので、とにかく水を摂取して排出を心がけていました。 まあ驚くほど尿という漢字を使いまくって赤裸々に書いてますけど。 ただ仕事が少し立て込んでいたりして多少疲れが出てたんでしょうね、そこまで意識はしてなかったし、水摂取&排出で症状は治っていたと思った矢先、 急性で数時間のうちにあれ結構きてるな、というのを感じたら、もう血尿が出てました。 排尿時の痛みも伴い出していたので、このままだと血尿&排尿時痛がどんどんひどくなって死ぬ!!! という一気に緊迫した状況に。 しかも時間は夕方の5時。 もう通常の病院は空いている時間ではありません。 しかも、こっちの病院、そんなにすぐ予約取れるもんでもない。 ヤバイ! ということで、まずは水を飲んで排出を続けつつ、医療保険の24時間電話相談に連絡することに。 補足ですが、こちらの医療保険って、そこが病院も経営していて、健康診断から医療相談の電話、病院のアポイントメントまで一手にそのアプリや電話を通して実施するようになっています。 あ、種類にもよるので、どこの病院行っても保険が効くっていうタイプもあるみたいですが。

5年前くらいでしょうか、一度だけ血尿&排尿時痛がヤバイ状態の膀胱炎にかかった時、もはや夜で夜中中苦しんで朝一で泌尿器科に駆け込んだという経験があり、その時の辛い記憶が鮮明に呼び覚まされました。 その後は軽い状態で早めに病院行くということを心がけていたので、そこまでに至ることがなかったのです。 しかも、初期の兆候を早めに捉えて水飲んで排出することで、ひどくなる前に回避することがその後うまくできるようになっていたので、今回の急性の症状の悪化はかなり久々のことで、あわわわわヤバイヤバイという感じ。 ちょっとした軽いパニックですねw

それで電話しているもんだから、しかも英語で症状説明とか慣れておらず、電話口の人も困ったでしょうね。 あ、膀胱炎関連の医療用語の英語だけは、以前きっちり調べたことがあって、いえました。(ちょっと違ったっぽいけど) まあ電話口の人、もっとパニックの人を相手したこともきっとあるでしょう、気にしません。 まずは窓口の人に血尿と痛みが多少あることを伝えて、過去に同じ症状だったときは抗生剤を飲んだとか、痛みが夜にひどくなると困るから薬を教えてもらったりできないかといったことをとにかく伝えました。 窓口の人は、専門的(なのかな?)な相談者に取り次いでくれ、その人が症状についていろいろ質問して、さらに1時間後くらいにもう一度ナースが電話してくるから、状況は伝えておくからそこでナースが薬の処方をしてくれるからねと言われ、電話終了。

ナースは2時間後くらい、娘さんを寝かしつけてる最中にかけてきたのですが、「留守電にすぐつながっちゃって、メッセージ残したけど、電話は何度かけてもつながらなかったわぁww」と言われました。 あ、携帯いじってると、電話に着信表示されずに留守電に直接いっちゃってたみたいですね。。。 携帯電話ってそういうものでしたっけ??w 寝かしつける前の時間は、自分でも買えそうな抗生剤の薬の情報とか、目下の対処法とか、検索しまくっていたのでした。 とにかくその電話で看護師さんが、薬はこれこれにするから、近くで薬を出してくれるクリニックか薬局はあるか?と言われたので、LongsDrugsという薬やさんの住所を伝えました。 こちらはかなりの近所にある夜12時まで空いているドラッグストアで(今はCOVIDのせいで10時までだったので実はギリだった)、車でもう少しかかるところでは24時間の支店もあります。 ここに電話で処方を出してくれ、家族が車でピックアップしに行ってくれました。

それまでも家族の提案で水ではなく電解質を含めた(塩・砂糖・レモン汁を追加した)水を飲んでは排出し続けていたのが功を奏したのか、少し血尿は落ち着きを見せていて(色が薄まっていて)、痛みもひどくなる方向ではなく小康状態になっていたのですが、薬が手に入るということで、状況は一旦解決となったのでした。

その後は、薬の説明書を見ると、breastfeeding(母乳あげる)の場合は、ドクターかファーマシストに聞くように、と書いてあり、「あれ!それ大丈夫か!?」となったのですが、薬を出してくれた薬やの電話はもはや流石にかからず、朝になってから相談に行くと、「1歳以上は大丈夫」ということで、(娘さんはもうそれより大きいので)一件落着、となったわけです。

まだ疲れとか少し体に残っているので、まああまり油断せず、休み入れながら、水分もよく摂るようにしていこうと思います。

にしても、日本でも電話で24時間処方箋出してくれて、ドラッグストアで薬が買えるといいのになー。 抗生剤って、病院行って、検査受けないともらえない、みたいな感じになってると思うんですよね、今。 夜間診療がこっちより手軽に受けられるのかもしれないですけど、行って検査するのって症状出てる時結構辛いです。 今回、24時間の電話相談窓口と、そこで話した情報を全部連携してくれた上での看護師の薬処方の電話、さらに夜まで開いている薬屋への薬剤確保連絡という連携プレーのおかげで、大変助かりました。

最後に

あ、そうです。 最初に書いた「疲れが出て今日は半日休みを取ることに決めたので、」というのはこの膀胱炎によるものですw

妊娠時から、薬飲めないから!と思って、体調崩さないよう睡眠とか十分摂るよう心がけてきたおかげか、気付いたらあんまし病気してませんでしたね。 あれ、いや病気はしてないけど出産時に風邪っぽくて?大変な目にあったんだった。(なんらかの子宮内感染症で娘さんも私も結構大変だった) 出産後では久々の病気らしい病気でした。

健康が一番ですね〜。 ボキャブラリーのなさを英語でもないのに感じるフレーズですけど。 でも体資本ですよね、何をおいても。 皆さんも体をお大事に! 疲れを溜めないように睡眠はたっぷりで!