はじめに

keynoteの中で使っている画像を、pngやjpgといった拡張子で保存したい！

これが、めちゃめちゃ地味なように見えて、案外知られていないと思うのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。

普段、illustratorやPhotoshop等、プロフェッショナルな画像編集ソフトを使いこなす人であれば、息を吸うくらい簡単なことではないかと思うのですが、コードや文章ばかり書いていて、絵を描くとしてもパワポかkeynoteが関の山・・・という私にとっては、パッと思いつかない方法でした。

MicrosoftのPowerPointであれば、画像を右クリックすると「save as Picture」（画像として保存）というメニューがあり、ここをクリックするとjpgやpng等の拡張子で画像を保存できます。

しかし、keynoteではこれができませんでした。

メニューを掘り下げまくるとあるのかもしれないのですが、見つけていません。

それではkeynoteではどうするのでしょうか？　みていきましょう。

keynoteでの画像の保存方法

keynoteの場合は、画像を閲覧・編集するpreviewという機能を使います。

手順は簡単！

keynoteで、保存したい画像をコピーします。

この時の操作は、右クリックで「copy」を選ぶのでも、Command + C を押すのでもなんでも大丈夫。

私は例えば、下記のような冷蔵庫の画像をkeynoteで描いて、これをコピーしました。

次は、Previewを開きます。

これは、finder folderを開いてアプリケーションのフォルダから選んでもいいですし、

アプリケーションの画面↓ から選んでもいいです。

Command + スペースを同時に押して、 Spotlightを開いて「Preview」と打ち込んでも出てきます。

とにかくPreviewを開きます。

特定の画像を開くわけではなく、Previewという機能のみを開くと、ウィンドウは何も立ち上がりません。

メニューバーが、「Preview」となるだけです。なので、本当に開けているのかが、一見して少し分かりにくいので要注意です！

この状態になったら、Previewのメニューの中から、

File > New from Clipboard　を選択します！

そうすると、Previewのウィンドウが立ち上がり、先程コピーした画像が貼り付けられました！

これで好きなところ、好きな名前で保存すれば、keynoteから画像だけ取り出して保存する、が完了します！

この方法は、地味なようで、結構万能で、Quick Playerで再生中の動画の一画面を切り取って、画像として保存したい時などにも活用できます！

Quick Playerで、保存したい1コマがあった場合、その場所で一時停止を押し、Command + C で、Previewを開き、Copy from Clipboardをするのです。

画面キャプチャを撮るという方法も考えられますが、この方法が一番画質がいい状態でコマを切り出すことができます。

詳しくは下記記事を参照してください。

keynoteでは、スライドを画像として保存するという機能はあるのですが、そうすると背景色も塗りつぶした状態での保存となるため、中に貼っている画像だけを使用したいときには不向きです。

この方法であれば、背景を透過した状態で画像をコピーしてくれるので、わざわざ背景透過の手間をかける必要もありません。

もしも、画像だけを抽出して、何かしら編集したいという場合は、Gimpに貼り付けることもできます。